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月刊未来経営

インターネット社会の次に来るもの

スマホでネットが使えるようになり、誰もがインターネット社会に身を置くようになりました。中小零細企業においてもホームページを作ったり、ネット通販に参入したり、あるいはネット通販に売上を奪われたり、今までと仕事のお作法が変わったりと各社少なからず影響がでています。しかし世の中の進み方は激しく、次のステージへと進んでいます。

人工知能の例をご紹介しましょう。
人工知能なんてまだまだ遠い世界と思うかもしれませんが、意外と人工知能は身近になっています。分かりやすい例はソフトバンクのPepperくんですが、お金の絡んだビジネスの世界でも実働しています。
IBMのワトソンは、三井住友銀行やみずほ銀行のコールセンターに実際に使われています。ワトソンは、オペレーターが、預金者などの質問に対し「子供が預金口座を作るにはどうしたらよいか?」というような曖昧な質問入力をし、ワトソンに聞けば、その答えを推測し、5つの回答候補を瞬時に導き、その確からしさ順で画面表示し、オペレーターに伝えます。学習を繰り返した結果、現在5つの中に正解が含まれている確率は80%を超えていて、ワトソンはまさにベテランのレベルです。さらに経験を積み、学習を繰り返せば、銀行の業務のことなら何でも知っている超ベテランに成長しそうです。学習し続け、しかも死なない、忘れない、疲れない、正確無比、文句も言わないわけですから、どんなベテランでもかなわない戦力となりそうです。三井住友では9月から部分導入していますが、来年にも全600席に展開する計画だそうです。
そのほかビックデータ、IoTなどネット社会の次のキーワードには注目が必要です。

10年前と比べてネットの影響で皆さんの会社はどう変わりましたか。そして10年後あなたの会社は人工知能やビックデータの活用でどのような影響が出るのでしょうか。決して無関係とは言えないはずです。今からその対策を考える必要があるかもしれません。

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