運営推進会議
この4月に地域密着型デイサービスがスタートしました。いくつか従来型デイサービスと違う点がありますが、その中で戸惑う点の一つに運営推進会議があります。
運営推進会議はサービス内容を明らかにすることにより「地域に開かれたサービス」にすることで、サービスの質の確保を図ることを目的とされています。
具体的には利用者・家族、町会役員、市職員、有識者などを会議のメンバーとし、会議内容はサービス提供状況を報告し、それに対する評価を受け、要望・助言等を受けます。また半年に1回以上の開催義務があり、会議内容の議事録を作成し公表しなければなりません。
なんだか面倒で大変そうだと思う方も多いと思います。しかし、どうせやらなければならないのなら積極的に運営推進会議を考えてはいかがでしょうか。
たとえば、「地域の声を聞いてデイサービスに活かしたい」と考えた時にこの運営推進会議の制度を利用すれば地域の様々な人を集め意見を聞きやすくなります。
また、「デイサービスの特徴を地域にアピールしたい」場合も、通常の議題のほかにデイの試食会、介護セミナーの開催などを企画することでこの会議を有効に活用できることと思います。
制度改正は厳しく面倒なケースが多いため、必要最小限で切り抜けようと考えがちです。しかし、この制度をいかに事業所に役立てようかと前向きに考えることで新しい発見につながる可能性が膨らむことと思います。