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外国人労働者の受け入れ

国土交通省の調査によると、建設業就業者の約3割が55歳以上であり、29歳以下の若手は約1割にとどまっています。このままでは次世代への技術承継が難しく、人材確保が業界全体の共通課題となっています。そこで、現在取り組まれている人材確保の対策として、以下の4つが挙げられます。

1.若年層の採用強化
2.シニア・女性の活用
3.外国人労働者の活用
4.DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進

中でも、外国人労働者の活用は、以前から注目されていますが、改めてその利点と課題について考えてみたいと思います。

メリット

・日本人より若い人材の確保が容易になる
多様で強い労働意欲がある人材が加わり社内の活性化につながる

デメリット

言語の壁や文化の違いによるコミュニケーションの課題
慣れない作業環境による安全リスク
実習期間が決まっているためせっかく育成した人材が短期間で帰国してしまう可能性

その上で、外国人労働者の採用を検討する際は、いずれの場合も登録支援機関(特定技能外国人を受け入れサポートする専門機関)を活用することが重要です。加えて自社においては、以下のようなサポート体制の整備が求められます。

①日本語教育の充実 ②生活サポートの強化 ③労働環境の改善 ④安全対策の強化

適切な受け入れ体制を整え、外国人労働者を確保してみてはいかがでしょうか。                                 

【文責:一本木 良江】

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