近年、採用面接のオンライン化によって、時間や場所の制約による機会損失が減少し、求職者のチャンスが広がっています。しかし企業はというと、多くの応募者と面接したい願望はあるものの、人手不足や時間の制約により、その機会を損失している場面が見受けられます。そこで今回は、AI技術の向上により中小企業でも導入が増えてきている、採用面接の負担軽減が期待される「AI面接」をご紹介します。

１．AI面接とは

会社が採用面接を行う際、AIが人間に代わり行う面接のことです。応募者は人間の面接官と直接質疑応答をすること無く、AIからの質問に回答することで面接が完了します。

２．AI面接導入のメリット

1. 人事担当の負担が軽減する…AI面接は、面接官が直接対応することが不要であり、応募者との日程調整といった業務が発生しません。何より、AIが直接対応するので、より多くの候補者と面接が行えます。
2. 採用基準を統一でき、公正な判定ができる…今や、応募者側も応募書類作成にAIを駆使して対策しています。AI面接は貴社の基準に従って客観的に評価を行うため、人間の主観やバイアスがかかるリスクを減らし、公正に評価判定します。
3. 採用コストを削減する…面接の準備や調整にかかる工数が削減できます。　　　　

まとめ

とはいえAI面接も弱点があり、AI面接によりすべて解決というわけにはいきませんが、貴社の採用課題解決の一助となる可能性はあると思います。将来的には採用活動のスタンダードになっていくのかもしれないAI面接。貴社の課題解決手段の選択肢の一つとして、お読みいただければ幸いです。

【文責：相澤秀次／プロフィールはこちら】