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効率化の弊害

新年が始まり、今年の抱負を従業員と考えられている経営者の方も多いと思います。その中で、昨今の人手不足から業務のさらなる効率化を目指すといった目標を立てた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はその「効率化」が実は追い求めすぎると逆効果になってしまうということを紹介してみます。                          

効率化とは

効率化とは一般的に最小限の労力や資源で最大の効果を得ることを指しているとされます。この効率化により同じ結果に達する時間が早くなり生産性が向上します。そのため、より多くの成果を生み出せるように工夫することとも言えます。年々、やらなければならない書類作成や作業が増えていることを考えると効率化はとても重要なテーマです。ただし、効率化は今ある業務の速度アップであり、業務の無駄をなくすこと(最適化)とは異なります。                           

効率化の弊害

このように業務上では重要な効率化ですが、効率化を追求しすぎると次のような弊害も現れてくると言われています。 
①品質の低下:スピードを優先するあまり作業が雑になる可能性があります。     
②ストレスの増加:常に最大限の生産性を求められることで従業員のストレスが増加。 
③人間関係の希薄化:効率を重視しているためコミュニケーション不足になりがち。

効率化のその先に

では効率化の弊害を抑制しつつ、業務効率を上げるにはどうしたらよいでしょうか。その答えはまず「やってみること」だと考えます。効率化の弊害を恐れて今までのままですと何も変わらないですし、やってみて弊害が起きてしまえばその業務自体をなんとか減らせないかといった業務の最適化を検討することもできます。変化を恐れず挑戦し続けることが実は組織にとっては重要なことではないかと考えます。                                             

                               

【文責:保苅征秀/プロフィールはこちら

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