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介護事業者登録必須、GビズIDとは

今年の介護報酬改定により経営情報の報告が義務付けられました。これは、売上、給料、従業員数などを報告しなければ減算になるという内容です。報告を行うためには、まずGビズIDの取得が必須となります。

GビズIDとは共通認証システムで補助金などの行政サービスへ効率的にアクセスできる窓口となるIDの事です。経営情報はこのIDを使い、厚労省が運営する「介護事業財務情報データベースシステム(仮称)」より報告を行うことになります。

GビズIDには「GビズIDプライム」「GビズIDメンバー」「GビズIDエントリー」の3種類ありますが、今回の経営情報報告ではGビズIDプライムへの登録が必要になります。GビズIDの登録は書類申請とオンライン申請の2つの方法があります。

書類申請ではGビズIDのサイトより申請事項を入力後印刷し、押印後、法人の印鑑証明書とともにGビズID運用センターへ郵送します。問題がなければ1週間程度で審査完了メールが届きます。このメールからGビズIDのパスワードを設定し完了です。

オンライン申請ではGビズIDのサイトより基本情報を入力するとQRコードが表示されます。このQRコードをスマホで読み取り、読み取られたGビズIDアプリにより法人代表者のマイナンバーカードを読み取ります。マイナンバーカード情報、登記情報等申請内容に問題がなければ審査完了メールが届きます。このメールからGビズIDのパスワードを設定し、完了です。マイナンバーカード読み込み時には、マイナンバーカード発行時に設定した数字4桁の暗証番号、英数字6~16桁のパスワードが必要になります。

経営情報の報告は来年1月から始まり、令和6年3月~12月決算の法人は令和7年3月31日までに報告、以降は決算後3か月以内に報告しなければなりません。報告は年度末の忙しい時期になりますので、今からGビズIDを取得してください。その際はGビズIDのパスワードが後でわからなくならないように確実に控えてください。また、すでにGビズIDを取得済みの法人はそのパスワードがわかるようにしておいてください。

【文責:竹内光彦/プロフィールはこちら

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