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ユニークな取り組みを行っているデイサービス

一般社団法人日本デイサービス協会は、独自の審査基準によりロールモデルとなるデイサービスを選定する『デイサービス5選』を2022年から開催しています。2024年は1519の事業者の応募があり、5つの事業者が選ばれました。今号ではその内の1つ、埼玉県新座市にある定員10名のデイサービス隣家(りんか)の取り組みの一部についてご紹介いたします。

・考える 見る 作る をリハビリの基礎に

<昼食やおやつ> 日々の献立は決まっていない。みんなが集まってから冷蔵庫の中をみて献立を考え、足りないものを買い出しに行く。調理から下膳まで全ての工程を利用者が行う。

・活動自体にリハビリの要素を持たせつつ行う地域活動、地域と顔の見える関係性の構築

<スターバックスお掃除ボランティア> 草むしりや掃き掃除をしたらコーヒーをごちそうしていただく。店員さんやお客さん、周辺施設とのかかわりを通じて役割意識の定着に効果。

<ペットフードの製造・販売> 小売店で廃棄予定の食材を引き取り、利用者が加工、小売店で販売してもらう。地域内での経済循環を図り、売上の一部は動物保護団体へ寄付。また、商品は新座市のふるさと納税の返戻品として登録してもらっている。

・成果

継続利用者の平均介護度は、緩やかな上昇に抑えられている。数時間しか滞在できなかった利用者が、活動を通して役割を持てるようになって一日滞在できるようになった。

紹介動画の中で社長は次のように締めくくりました。「デイサービス隣家は、取り組みを支えてくれる職員無しでは成り立ちません。とにかくうちの職員をみんなに自慢したいです!」

他の4事業所も運営の参考になるポイントがありそうです。興味のある方は『デイサービス5選』で検索してみてください。

【文責:高橋大輔/プロフィールはこちら

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