新入社員の定着
「社員の定着」に悩みを持つ会社は少なくありません。厚生労働省が公表している新規学卒就職者の離職状況よると就職後3年以内に離職する人の割合は、大卒が32.3%、短大卒で42.6%という結果が出ています。10人に3~4人が早期に離職していることがわかります。
そこで今回は、新卒定着率93.7%を誇る株式会社ウェディングパークの「社員が長く安心して働き続けられる」ための取り組み(工夫)をご紹介したいと思います。
株式会社ウェディングパークには、人材の定着を支援するため、目的別に様々な社内制度が構成されています(一部ご紹介)。
01「挑戦」をつくるための制度
せどつく(「制度を作る」の略で“せどつく”)…新卒1年目の社員による、新規社内制度の立案コンテスト。新卒1年目の社員が、半年間で感じたウエディングパークカルチャーの良さ・今後の課題を探り、それに対する施策としての制度を経営陣に対して提案する。
02「長く安心して働き続ける環境をつくる」ための制度
歩いてQ(社員の運動不足解消とメンタルヘルス向上を目指し毎月の歩数目標の達成状況に応じて四半期(Q)ごとにインセンティブが付与される制度)…毎月設定された歩数目標の達成度に応じたポイントを付与し、四半期ごとに運動不足解消や健康を促進する商品が贈呈される。
※その他“せどつく”で提案され導入されたユニークな制度が多数あり
凄いのはこれら制度の存在だけでなく、新入社員を中心にこれらが誕生していることです。新入社員が自ら経営理念に沿った社内制度をプレゼンし、そして実際に導入されることで、「自ら会社をつくる」といった当事者意識の向上や、エンゲージメントの向上に繋がっているといいます。新入社員の定着を図る一手として参考になれば幸いです。
【文責:相澤秀次/プロフィールはこちら】