紙から電子へ
あとちょうど2か月後にインボイス制度が始まります。これは消費税のあらたな制度改正でが、同時に証憑(請求書・領収書など)・帳簿が紙から電子に代わるスタートの号砲といってよいと思います。
さらに来年1月から電子帳簿保存法が施行されることもあって、freeeや楽々精算、勘定奉行といったITベンダーは、ここが勝負所と、テレビCM、ネット広告を流し、猛烈な攻勢をかけているのはご存じのとおりです。
それに過剰に反応する必要はありません。
しかしながら確実に証憑・帳簿は紙から電子に徐々に、あるいは予想以上に早く切り替わるかもしれません。なぜなら政府が強く後押しをしていますし、世の中、人手不足が甚だしいからです。
たとえ世の中がそうでも、自分だけは、紙の証憑・帳簿のままでと流れに抵抗しようとしても、相手が電子に切り替えてくると拒否し続けるのはむずかしいかもしれません。
「FAXがない、メールアドレスがない、そもそもネットにつながっていない、スマホをもっていない、ネットバンキングもつながってない…う~ん、それでよく商売をやっているね。」と同じように、「電子の証憑を発行できない、受け取れない、しかも紙で保存が基本…う~ん、それでよく商売やっているね」と言われる日が遠からず来るかもという意味です。
皆様とりあえずインボイス制度への対応は進んでいるものと思います。ただ多くのお客様は電子帳簿保存法をきっかけとした、経理の電子化までは手が回っていないのではないでしょうか。
私たちにご相談いただければ、御社の実情に合わせて、当面の課題として、やらねばならないことは何か、少し未来に向けて検討しなければいけないことは何かなどを、整理して適切にご案内できます。どうぞご利用ください。
【文責:飯沼新吾/プロフィールはこちら】