令和4年度版『業務改善助成金』
最低賃金の引き上げ、給与相場の上昇の波を受け、賃金の引上げを考える会社も多いのではないでしょうか。しかし、ただ賃金を引き上げしただけでは、人件費の増加ばかりです。そこで注力すべきは「生産性を高めるための施策」でしょう。
今回紹介する「業務改善助成金」は、令和4年4月1日以降に、「賃金の引上げ」と「生産性の向上を目的とした取組み」を同時に図る会社を国が支援する助成金です。
【助成金の概要】
- ポイント1(賃金の引上げ)
会社内で最も低い賃金を一定額以上引き上げること - ポイント2(助成の対象となる取組み)
生産性を高める設備投資(機械設備、コンサルティング導入や人材育成・教育訓練)などを行った場合に、その費用の一部を助成する
例)3人の従業員に対し時給30円引き上げ + 100万円の設備投資 → 50万円助成!
この助成金は、計画立案から実績報告までの一連のプロセス、順番が極めて重要ですが、厚労省の出す概要を見ても、残念ながらわかりにくい制度となっております。上記に該当しそうだという関与先様につきましては、一度担当者までご相談いただければと思います。
【文責:相澤秀次/プロフィールはこちら】