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月刊未来経営

センスと意欲のマトリックス

ある本に、センスと意欲についての記述があり、軍隊において誰が大将になるべきかという点について、このように書かれていて噴き出してしまいました。

  • センスはあるけど意欲がない:楽して勝とうとするので大将向き
  • センスがあって意欲もある:大将を支える参謀向き
  • センスはないけど意欲はある:一番困る。スジの悪い突撃で部隊を全滅させる
  • センスも意欲もない:大将は無理。ノルマで縛って現場をやらせる

なるほどと納得すると同時に、軍隊ではないですが、小さいながらも未来経営40名弱の部隊を率いる私自身はどうだろうと自問自答してしまいました。
問題は「センス」で、これは「スキル」とは全く違うものです。例えば「税理士」だからセンスがあるにはなりません。数値化が困難で、自分ではわからないことも多いです。でも「センスがある」は「よく考えている」と置き換えても良いように思います。

  • よく考えているけど、意欲が今一つ:要領よく勝とうとするので、社長向き
  • よく考えているし、意欲もある:専務向き、あるいは中小企業の社長向き
  • あまり考えていないのに、意欲はメチャある:破滅型、一番困る。
  • あまり考えてもいないし、意欲もない:問題外、なぜ社長になったのか不明。

上の2つのうちどちらが社長向きかは議論があろうかと思いますが、それは良しとして、下の2つは笑えるところであります。しかし心底笑えるかと問えば、そうでもありません。会社全体のリーダーとしては上の2つに入っていても、ある事業、ある商売、ある製品は、あまり考えずに闇雲に続けていて赤字続きなんてことはないでしょうか。決断に時間がないのは常ですが、とは言え、あまり考えずにやっていることは意外に多いかもと思いました。

【参考文献「仕事ができる」とはどういうことか? 宝島社 楠木建 山口周 著】

(文責:飯沼新吾)

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