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月刊未来経営

コロナの中でリモート雑感

新型コロナで改めて表面化した人間の本性は「面倒なことは嫌だ」ということだと思います。会議もリモート、ときどきテレワーク、セミナーはオンデマンド、正直飲み会も激減です。実際にこういう生活を始めてみると、「ま、楽だな」というのが正直な感想です。

 

今まで「○○せねばならない」「〇○はこうするものだ」という“常識”があったのですが、そのタガが「コロナの感染予防」という大義名分のもとポロリと外れて、面倒くさいという人間の「本性」が、ビジネス上のまた個人生活上の「常識」を問う機会になっていると思うのです。ですからコロナ後もなかなか元には戻らないし、むしろ加速すると思います。ただこれを嘆くべきかと問えば、今までの歴史を見ても、実は面倒なことを避けようとする人間の本性が社会を発展させてきたとも思うのです。

 

一方リモート万能かと言えば、実際やってみると、そこに落とし穴があることに気が付きます。リモートでは明らかにクオリティが落ちるものがたくさんあるのです。

最たるものはZoom飲みです。あんな味気ないものはなく、どこまでも代用品です。

ビジネスにおいても、例えば会議ですが、ほぼ一方的に誰かが話すのを聞いている類の会議はリモート開催を心から歓迎します。しかし双方向に意見を言い合うミーティングはリモートですと相手から伝わってくる熱量のようなものが薄いのか、自分の脳がリモート仕様で緩くなり回転が鈍くなっているのか、明らかにディスカッションのノリが悪く、生み出される結果が今一つ。これに限らず「ん?おかしいぞ」ということはたくさんあると思います。

 

人によってリモート、リアルの仕分け基準はことなると思います。ただリモートはお金も時間もかからない。賢くリモートで行ける場合はリモートで、その分リアルでやるところにお金も時間もしっかりかけることで目的に対する効果を最大化できると思います。

文責:飯沼新吾

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