患者さまの権利と義務 ~義務編~
前号では「患者さまの権利を守る医療」の重要性をご紹介しました。しかし一方で、先生が目指すより良い医療の実現には「患者さまにも果たしていただきたい義務や責任」を明確することも同じくらい重要です。
今回も、長野県内の社会医療法人が経営するA病院の例を抜粋してご紹介します。
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この他にも、治療に関わる医療者の指示やアドバイスを遵守する義務、医療者とのコミュニケーションへの協力義務、迷惑行為等を行わない義務が定められています。
これらの義務は患者さまご自身や他の患者さまの権利を尊重し、スタッフや自院を守ることに繋がります。時には毅然とした対応が求められる場面もあるかと思います。
権利と義務をセットにして院内やHPなどに掲げることで、患者さまの理解や協力を得られやすくなるはずです。
自院で定めた「患者さまの権利と義務」は、スタッフの行動指針の役割を果たす効果も期待できます。医院全体で話し合い作成することをお勧めします。
(文責:望月 美智子)