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月刊未来経営

「熱」のようなもの

最近、起業するという方に何人かお会いしました。

起業にとって大事なことは何でしょうか。

いろいろあると思います。

同業者より優れた何か、たとえば技術とか、製品とか、サービスとか、それを実現させる人材とか、設備とか、豊富な資金とか、マーケットの大きさとか、そのポテンシャルとか、本人の経験値とか、頭の良さとか、身の軽さとか、愛想の良さとか。

でもそれより何より大事なのは、それを通じて何かを実現したいという本人の「熱」のようなものではないかと思っています。(これは第二次創業という意味で「承継」でも同じですね)

まずお客様も従業員も理屈で動くというよりは、むしろ「熱」のようなものに動かされるというか、巻き込まれることが多いのではないでしょうか。

また「熱」を持っている人は、ひとつ何かでこけても次々とアイデアが生まれ、自分でギャップを乗り越えていきます。「熱」を持っていない人は、何かのお手本通りにやってみたけどうまくいかないと、それで手詰まりとなり、次の打ち手がありません。

コンサルタント的手法でマーケットの分析などを行い、客観的に起業プランを眺め、自ら手を入れることができる頭の良い起業者が増えている中で、実はこの「熱」の量が足りないな=ひょっとすると失敗するかも‥‥と感じることがときどきあります。

では自己内部の「熱」を上げていくにはどうしたら良いでしょうか。

これはその人によって違うと思います。私の場合は、自分の会社より一段も二段も上のサービスをお客様に提供している現場をみて、そこの社長と語り合うと自己の内部の「熱」が急上昇することを感じます。私はその人のもっている「熱」に巻き込まれにいっているのかもしれません。

(文責:飯沼新吾)

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