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月刊未来経営

真っ当なことを真っ当に

世の中が成熟し、モノやサービスの品質や機能を一番の差別化要因にするのは、むずかくなりました。そしてテレビや新聞などのマスメディア広告が昔のような力を持たなくなりました。お金をかけたテレビCMがゴールデンタイムにガンガン流れていた時代が懐かしいです。さて私たちは何を差別化要因にして、どう拡散したらよいのでしょうか。

今、人はどこから購買のための情報を得ているかと言えば、SNSなどで信用できる友人や知人、そのまた知人などからの口コミ情報です。口コミといえどもネット上ですから、何か共感できるコンテンツを見てポチっとする「いいね!」「シェア」などで情報が爆発的に拡散されるので「共感マーケティング」という言葉もあります。

その手の本を読むと、モノを売るためには「共感」だと共感を得る手法ばかりに走って、どうかと思うところもあります。しかしその企業のもつ骨太なコアバリューであるミッション、ビジョンやマニュフェストにスポットライトをあてて、価格ではなく大義に共感してモノやサービスを選択していただくという考え方には共鳴します。

モノやサービスが行き渡り、技術革新が進んでそのレベルが上がれば上がるほど、プリミティブな理念や人間の体温を求める時代になり、真の意味で差別化が図れる要素は、大義や理念と、それを実現しようとするパッションのようなものになっていくように思います。
つまり真っ当なことを真っ当にやり、その理念に共感してもらうことがビジネスの成功確率を高めると言っても良いと思います。
弊社のミッションは「元気な会社づくりのお手伝い」です。まずは従業員から共感を得ないと始まりません。それは何なのか再定義し、結局何をしたいのか、どうやって実現させるのかという青臭い議論をもう一回やってみようかと思っています。

(文責:飯沼新吾)

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