特急あずさのお作法変更に思う
3月16日より特急あずさのお作法がかわり、チケットの予約も、場合によっては乗車もスマホでできるようになりました。これで弊社の総務が駅にいくことはかなり少なくなると思います。
今やネットバンキングによる銀行振込、預金移動は当たり前で、さらに銀行預金の収支もネットを通じて会計ソフトに取り込めるようになりました。そのほかにも、事務用品はアスクル、書籍はAmazon、書類の送付もメール添付で終わり、暗号付きで送れば書留郵便も必要なく、役所への書類提出も電子になり、税務署や職安などへの書類の持ち込みも極端に減りました。
また多少のコストをかければ、社員全員の日程がスマホ上で見えるようになり、skypeやチャットなどで時間空間を超えて打ち合わせも可能になり、クラウドを使って各所に散った社員が同じソフトウェアを同時に触れられるため二重の作業は減り、場合によってはテレワークも可能になりました。
ところが多くの会社でこれらの技術を取り入れることなく、かたくなに昔ながらの方法を採用し続けています。理由は「別に不便じゃない」から、そして現状を変えるのは「めんどくさい」から。
確かに社長にしてみれば、いままでどおりチケットは総務がとることで不便はないし、逆にスマホで自分で取るって、めんどくさいですよね。だからいままで通りでいいじゃないかというのは正直な気持ちではないかと思います。
でもね、世界で一番高いのは人件費なんです。
この小さな決断をしない積み重ねが、御社の生産性を相対的に下げて、結果的に競争力を失っているかもしれないのです。社長や幹部がこう言った技術の取り込みのブレーキになってはいけないのではと思います。
(文責:飯沼新吾)