fbpx

トピックス

ビジネスレター

月刊院長先生

予約システムの導入

小児科、皮膚科や耳鼻咽喉科を中心に予約システムを導入する診療所が増えてきています。スマートフォンなどから手軽に予約することができ、特に「小さな子さんを持つ若いお母さん世代」を中心に支持を得ているのではないかと思います。メーカーによって異なりますが、初期費用は別として、だいたい月当たり1万円から3万円程で活用できます。
大まかな機能は以下のようになっています。
 
① 予約方法(インターネット、自動音声による電話受付)
 ・受付を煩わすことなく、患者さんが自ら予約を取ることができます。
② 予約内容(順番予約、時間予約、時間帯予約)
 ・順番予約は来院不要で、待ち状況もネットから確認することができます。
 ・受診したい時間帯に順番予約できるものもあります。
③ レセコンや電子カルテとの連携できるものもあります。
④ 付加機能の有無
 ・問診票の入力、予防接種の予約等の多機能を備えたものもあり、各社特徴があります。

待ち時間減少による患者満足度の上昇や受付事務の効率化などのメリットを期待できます。しかし、スマホを保有していない場合にはむしろ不便になってしまうため、受付における電話予約の併用など個別の対応が必要になります。
総務省「平成29年版情報通信白書」によると、平成28年のスマホの保有率は56.8%となっています。年代別には、70代13.1%、60代33.4%、50代に至っては66.0%となっており、爆発的に普及しています。お年寄りの多い診療科では予約システムの普及が遅れていますが、そろそろ予約システムの導入について検討する時期に来ているかもしれません。

【文責:西澤和弘】

最新記事一覧へ

アーカイブ