環境分析に活用できます
経済産業省は、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)と連携し、産業構造や人口動態、人の流れなどに関する官民のビッグデータを集約し、可視化するシステムとして、2015年4 月21 日より、「地域経済分析システム」(英語表記:Regional Economy and Society Analyzing System-頭文字を取って、呼称“RESAS”(リーサス))を提供しています。(URL:https://resas.go.jp/)
国が一括して官民のデータを調達・加工した上で、インターネット上で無料で提供されており、「人口マップ」「産業構造マップ」「企業活動マップ」「観光マップ」「雇用/医療・福祉マップ」「地方行政マップ」の6つのメニューで構成されています。
実際にHPを見てもらうと一目瞭然だと思いますが、データの量・質ともに充実しています。
松本県ヶ丘高校では、RESASを活用した学習を1年生全8クラス320名で「総合的な学習の時間」のカリキュラムとして、28年度より県教委が導入した歴史・文化・産業等を学ぶ「信州学」を「情報の科学」の授業に取り入れ、RESASデータを使った地域の分析・課題発見を学習しているそうです。
会社の戦略や戦術を策定するうえでも、人口構成や人口増減・地域生産分析などのデータを市町村単位まで地域を絞って簡単に検索できますから、マーケティング環境分析などの際には大いに活用できると思います。
時間のある時に、リーサスのHPを覗いてみてください。