売り方の工夫
皆さんは、ガソリンを入れるスタンドって、大体いつも同じところですか?
私は9割方同じスタンドで給油します。
なぜか?
近所で都合がよくて、フルサービスで、スタンプカードが貯まると@¥5引き券をくれて、窓も拭いてくれたりするのでお得感があるから。さらに木曜日に給油するとボックスティッシュ1箱くれます。車にストックがあると割と便利。
選んでいる理由は、まあ、こんな感じです。常用スタンド側から見ると私は固定客です。
ガソリンスタンドの種類って大別するとフルサービスかセルフサービスかの2種類かと思っていたら、たまたまガソリン切れしそうだからって時に入った一見さんスタンドにその中間がありました。
フルサービスって書いてあったので、窓拭いてもらったりする気満々でした。
案の定、
店員「窓拭きますか?」
私 「お願いします!」
店員「窓拭きなしだと@¥3円引きになりますが・・・。」
私 「なに!!!」
なんと新しいサービスなんでしょう。値段をとるかサービスをとるか、お客に選択させるという方法。驚きでした。
ガソリンって、商品の分類としては、日用品に分類されます。日用品はメーカーの別なく一定の品質があれば、消費者にはどこのメーカーの製品であろうと一顧だにされない傾向、すなわちコモディティ化していることが多いです。つまり、商品事体の差別化は難しいのです。
ガソリンもスタンドによって大きく品質が違うなんてありません。
セルフサービススタンドは、とにかく安さを求めるお客をターゲットとし、フルサービススタンドは、時にエンジンオイルのチェックまで無料で行い、交換が必要な場合は交換を勧め、関連購買をゲットする。そんな戦略の違いでしょう。
幹線道路沿いにいくつも並ぶガソリンスタンド、既存客を維持しつつ、一見客をいかに固定客化していくか、市場のニーズを分析し、どんなサービスを提供していけばいいのか、各店特徴を出そうと必死です。
先ほどのスタンドは、サービス提供の工夫で日用品が差別化できる一つの例でしょう。
ちなみに一見スタンドで私がとった選択は・・・。
窓ふきをカットして@¥3引きしてもらいました。
フルとセルフの中間スタンド、安さを求めるお客とサービスを求めるお客の両方を取り込める一つの方法かもしれません。
お客を取り込む方法も知恵次第だなと思いました。