リフォーム市場は何十年も大事な市場といわれていますが、なかなか本格的な「波」がきていません。しかし今度こそ本当の「波」がくるのかもしれません。

政府の新成長戦略では「平成32年までに中古住宅市場流通やリフォーム市場の規模を10兆円から20兆円に倍増させる」との目標を打ち出しました。これを受け、国土交通省は2月9日に「中古住宅・リフォームトータルプラン検討会」を開き、中古住宅・リフォーム市場の活性化に向けた政策の検討を始めました。
この検討会ではリフォームへの新たな助成制度や中古住宅に対する支援措置の実現に向けて建物検査・保証、住宅履歴情報の普及促進などの市場環境整備策や規制改革を盛り込んだ検討結果を「中古住宅・リフォームプラン」として今年の6月にまとめるとのことです。
なにやら本気のようです。ところで、一概にリフォームと言っても他の会社と差別化しなければ市場では生き残れません。

リフォーム推進の背景には、①1970～1980年代に大量に建てられた一戸建て住宅やマンションの必要な修繕時期の到来②高齢者の増加や、両親と同居する子育て世代の増加③ライフスタイルの変化に伴う増改築やバリアフリーの需要増加④最近のエコや節約への関心の高まりなどが挙げられます。
社会構造の変化も踏まえると、キーワードは上記の③と④かもしれません。「波」に乗るためにも研究してみてはいかがでしょうか。