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中古住宅・リフォームの不安解消

政府は低迷する住宅市場の活性化を狙いとして、中古住宅に着目し、中古住宅市場を魅力的なものにするための施策を打ち出してきました。新築住宅市場が縮小傾向なので、今後の動向に注目する必要があります。

国土交通省は2月20日に中古住宅の流通やリフォームの活性化の向けた方向性を示す「中古住宅・リフォームトータルプラン」を固めました。このプランでは下記5つの項目に沿って、取り組みを総合的に推進していく方針を掲げています。そのうち特に中小の建設会社に関わってくるのが(1)、(3)、(4)です。

(1)中古住宅流通市場の環境整備
(2)リフォーム市場の環境整備
(3)既存住宅ストックの品質の向上・促進
(4)中古住宅流通・リフォーム担い手の強化
(5)住環境・街並みの整備  

中古住宅流通市場の環境整備に当たっては中古住宅の品質に関する情報不足を解消するために、第三者が客観的に住宅を検査・調査する「インスペクション」(建物検査)の普及促進を図ります。同時に中古住宅の住宅性能表示制度について性能評価基準を見直し、売買瑕疵保険の充実・普及にも取り組みます。
既存住宅ストックの品質向上・促進については、性能を向上させるリフォームに対し助成制度や税制上の優遇措置や中古住宅購入費とリフォーム工事費を合わせて融資を受けられるローンなどを設けます(詳細は未決定)。
また中古住宅・リフォームの担い手を確保する観点からは、中小建設業者がリフォーム分野で力を発揮できるように建築業者同士や建築士事務所、建材メーカーなどのグループ化・ネットワーク化により、技術力やセールス力の向上を図ります。

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