今冬賞与の参考に
雇用は上向き
有効求人倍率・・1.08倍(H18.8月)9ヶ月連続で1倍を上回っています。
日銀短観の雇用人員判断指数・・・中小企業の指数は8%不足
この指数は雇用が過剰と答えた企業の割合から不足と答えた企業の割合を引いた値です。
中小企業にも人出不足感が出てきています。
景気拡大が戦後最長
今回の景気は長さだけ見ればいざなぎ景気を超えたといわれています。
今後も景気動向指数の推移・資産価格の上昇などを考えると急激に景気が冷え込むことは考えにくい状況となっています。
日銀短観の業況判断指数・全規模ベースで+6%、中小企業の非製造業に限定すると-8%
この指数は業況が良いと答えた企業の割合から悪いと答えた企業の割合を引いた値、中小企業の非製造業だけが唯一マイナスとなっており、中小企業はまだ景気拡大の実感がありません。
今後の懸念材料
ゼロ金利政策解除・・・日銀は7月14日、5年4ヶ月ぶりに短期金融市場金利の誘導目標をゼロから0.25%へ引き上げました。この結果借入金の利率引上げによる経費増が懸念されます。
原油高が収益圧迫・・・高騰の大きな原因は中国とインドの需要増にあります。05年7月から7年間で30%前後需要が増えるという予想もあり、今後も大幅な下落は期待できません。また中小企業庁の調査によると中小企業の70%が価格に転嫁することがまったくできず今後も転嫁することが困難と答えています。
中小企業の平均は<みずほ総合研究所予測>
今冬賞与・・・前年比1.2%増 平均額31万円(事業規模5人~29人)
平均額43万円(事業規模5人以上)