上手な求人票・求人広告の書き方
景気の回復に伴う求人数の増加、団塊世代の大量退職など、優秀な人材の確保は中小企業にとっては大きな悩みです。
人材を募集する方法としては、ハローワーク、求人情報誌、職業紹介会社等を利用するケースが多いかと思いますが、まずは、どういった人材を必要としているのか明確にしましょう。それによって求人票の書き方・採用に当たっての基準も決まってきます。
では、どんな求人票や募集広告の書き方が効果的なのでしょうか。
職種名は具体的かつ魅力的なものに
求職者が1番最初に見るのが職種名かもしれません。職種名は応募する人が分かりやすく書くことが基本ですが、ただ単に「事務」と書くのではなく、「人事・労務管理に関する事務全般」といった具合に書いてみましょう。また、他の例として「金型工」を「金型技術者」と書き換えてみると、それだけでイメージがだいぶ変わってきます。
会社の紹介も織り交ぜる
仕事の内容も大切ですが、企業の特徴、将来性なども同時に織り交ぜましょう。「教育・研修制度が充実している」「創業○○年の老舗」等々。他に「社員からの声」を載せるのも効果的です。
賃金は世間相場を基準に誠実なものを
賃金は、単に高ければ人気があるという訳ではないようです。こうした企業については「残業が厳しいのではないか」「ノルマによる歩合部分が高いのではないか」などと考える求職者も多いようです。無理に高く見せるより、「誠実さ」が重要なのです。ただ、相場より低い賃金は明らかに応募が減少するようなので、同業他社の賃金相場を事前にチェックしておく必要があります。