会議の進め方
社内会議でアイデアを求めても「なかなか建設的な意見が出ない」と感じている方も多いかもしれません。そんなときに「ブレーン・ストーミング」という手法を使ってみてはいかがですか? ブレーン・ストーミングとは会議方式の1つで、集団でアイデアを出し合い、互いに連想しながら良いアイデアを導く技法です。
ブレーン・ストーミングを行うためには4つのルールを守る必要があります。
①他人の意見、アイデアに対して批判をしない。
アイデア抽出を制限するような否定的な意見を言わない
②自由奔放な意見を歓迎する。奇抜なアイデアも歓迎する。
③質よりもアイデアの量を重視する。できるだけ多くのアイデアを出す
④他人の意見に便乗してもよい。他人の意見をくっつけて、新しいアイデアを出す
会議の構成
①会議の人数は6~8人くらいが適当
②全員の意見を引き出す司会者を1名選ぶ
③アイデアを記録する書記を1名選ぶ
司会者は4つのルールに基づき、会議のメンバーからどんどんアイデアを出してもらうように促します。書記は参加者全員が見えるように、できればプロジェクター等使いながら記録します。ブレーン・ストーミングを成功させるには、なんでも自分達の意見を言い合える場を作ることが重要です。そのためには、ある程度司会者の能力も重要ですが、メンバーの力関係にも配慮が必要です。管理職の方は、ついつい部下の奇抜なアイデアや意見を批判してしまうことがあります。ただそれでは、どうしても自由な意見が出てきません。むしろ、部下のそういった意見にも耳を傾け、そこからより現実的なアイデアへ導いてあげるぐらいの姿勢が必要です。部下の思わぬ意見に新しい発見が隠れていることもあるからです。