無駄遣いを減らす方法
皆さんの会社の従業員は、会社の備品や物を大切に扱っていますか?例えば、会社の事務用品をすぐ失くしてしまう、コピーを無駄に使う、さらには、会社の車を傷つけても黙ってそのままにしているなど、あきれた従業員がいて困るという話をたまに耳にします。そんな状態で会社の経費を節約しようと試みても、なかなか徹底するのは難しいことです。備品の受渡簿のようなものをつくって管理を厳しくしても、確かにそのときはいいのですが、また元に戻ってしまったという経験もあるでしょう。
では、どのように管理すれば無駄使いを減らすことができるのでしょうか?それには、管理よりむしろ従業員の会社に対する帰属意識を高めることが大切なのです。
確かに自分の所有物であれば大切に扱いますし、節約もします。ところが、それが会社の物であって自分の物ではないと思うと、その扱いはとたんに雑になってしまいます。(高速道路でとてもエコとはいえない走りをしている車はなぜか営業車が多いです・・・)逆にいえば、会社の物も自分の物だと思えば大切に扱うということなのです。さらにいうならば、会社の財布も自分の財布と同じだという気持ちになってもらえれば、無駄遣いも減るということです。そう思ってもらうためには、会社への帰属意識を高めて会社組織と個人を同じ立場でとらえてもらう必要があるのです。本当の意味で自分たちの会社だという気持ちになってもらうということです。
では、どうやって帰属意識を高めたらよいのでしょう。いろいろな考え方があり、一言ではいえませんが、ただ、一つ言えるとすれば、会社側としても従業員を本当の意味で組織の一員として接しなければ、従業員も会社を自分達の組織とは思ってくれないということです。いわゆる「従業員を家族のように遇する」とはこのことではないでしょうか。皆さんの会社はどうでしょう?