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後継者はいますか?

後継者について考えたことがありますか?
会社を永続的に続けるためには、当然ながらいつかは後継者を決めなければなりません。既に、後継者が決まっているといった会社は良いですが、まだはっきりと決めていない会社は真剣に考える必要があります。それはいつなのか? 流行語ではありませんが、早いに越したことはないのです。

帝国データバンクによれば、経営者の平均年齢は年々上昇し、2011年には59歳9か月となっています。一方で、三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱の調べでは、多くの経営者が65歳より前にリタイヤしたいと考えているとのことです。

逆算すれば、多くの経営者にとって、後継者育成に取り掛からなければならない時はあっという間にやってくるということです。しかし、短期間で建設会社のトップを育てることは簡単ではありません。技術者としてのウデ、リーダーシップ、計数管理力、対人交渉力等、小規模な企業であれ、トップに必要とされる力は多岐にわたります。

『中小企業白書』によれば、後継者がいないために廃業する企業は、年間7万社に上るといわれています。
残念ながら、社長さんに対し面と向かって「そろそろ、次の人に譲る準備をしないとね」などと言ってくれる人は少ないものです。自分自身が、「後継者を育成するには何年かかるか」、「自分は何歳で引退するか」、そして「その後会社とどう関わるか」も含めて、明確なビジョンを描き、中長期的な計画をもとに行動しなければなりません。引き継ぐべきことも少なくないのですから、「もうろくした」などと言われるようになってからでは遅いのです。

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