建設業許可の要件確認①
建設業許可を取得することは様々なメリットがありますが、これから許可の取得を検討される方は取得のための要件を確認していますでしょうか。一般建設業許可の取得のためには次の3つがポイントとなります。
(1) 常勤の役員の内1人(個人の場合は本人)が経営業務の管理責任者としての
経験を有することが必要であり、立場によって次の経験年数が必要となります。
(注)事業承継の際に問題になることもありますので注意が必要です。
(2)専任の技術者を有していること
専任の技術者となるには次のいずれかの要件が必要です。
a. 許可を受けようとする建設業に係る工事に関し10年以上の実務経験
b. 許可を受けようとする建設業に応じ一定の資格を有している
など
(3)財産的基礎又は金銭的信用を有していること
自己資本の額が500万円以上又は500万円以上の資金を調達する能力を有すること
この他に欠格要件に該当しないことや社会保険への加入が必要となるため計画的に許可取得の準備を進めるためにも事前に担当者にご相談ください。
次号で許可の取得後に業務を行う際の注意点をお伝えします。