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月刊院長先生

「介護・福祉 総合計画」

団塊の世代が高齢期を迎える平成27年の高齢者社会に備え、全国の全市町村は、介護保険対象サービスの「介護保険事業の計画」と、生活支援・生きがい対策などの介護保険対象外サービスの「老人福祉の計画」の2つの計画を整合性ある一体的な計画となるよう「介護・福祉総合計画」に集約しています。この総合計画は、ホームページなどを通して積極的に地域住民に公開されています。

例えば、松本市ではこの総合計画に親しみやすい愛称「安心・いきいきプラン松本」を付け、冊子を作成し高齢福祉課で住民に配布しています。
このプランを見ますと、松本市が高齢者社会の現状をどう捉え、今後限りある資源の中でどの分野にどう配賦していこうとしているかが見て取れます。計画の内容から具体的な一例を挙げますと、

○高齢者を取り巻く現況の把握として、高齢者人口、高齢者世帯数や保険者、要支援・要介護認定者の推移と将来推計などをおこなっています。
○介護認定者予備軍に対して、健康・生きがいづくりや社会参加を促すために介護予防事業の充実しようとしています。また要支援と軽度の介護認定者の自立支援に介護保険サービスの提供を図ろうとしています。
○介護サービス利用者数やサービス提供量の推計から各サービス事業の整備目標を設定しています。
○懸案となっている介護療養病床の介護保険施設等への転換支援も盛り込まれています。

総合計画には、介護保険や老人福祉の現状把握のための統計資料や図表が多用され、様々な視点から検証・検討がされています。介護事業者のみならず、医療機関においても自院の経営戦略に有益な情報が満載といえますので、是非とも取り寄せご活用ください。

各市の「総合計画」の名称
塩尻市・・・「塩尻市いきいき長寿計画」
安曇野市・・「安曇野市老人福祉計画及び第4期介護保険事業計画」
長野市・・・「あんしんいきいきプラン21」  
各市のホームページにて公開中)

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