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「かかりつけの医師」の存在

日頃から患者の健康状態を把握し、診療行為に加えて健康管理上の相談ができる「かかりつけの医師」について、日本医師会総合政策研究機構が統計調査結果をまとめました。

「かかりつけの医師がいる」という回答は半数を超え、年齢が上がるにつれてかかりつけの医師がいる割合が高くなる傾向が出ています。また、医療機関別にみると医院・診療所の割合が70%と高く、病院が30%の割合となっています。

注目したいのは、かかりつけの診療所を選んだ理由です。トップは「通院の利便性」ですが、そのあとに続くのは「よく説明してくれる」(34.7%)、「医師の人柄」(28.7%)でした。
「医師の技術が優れている」(15.7%)を大きく上回っています。
患者さんにとって技術の善し悪しはよく分からないのかもしれません。医師の「ウデ」よりも、話しやすさや尋ねやすさなどの「安心感」の方を重視しているようです。

一方、かかりつけの医師が「いないがいると良い」と答えている人も27.8%を占め、まだまだ大きなマーケットが残されています。増患を目指すならば、ホームページなどでは親しみやすいイメージを前面に出すこと、また現場ではスタッフ全員で安心感を与える接し方を心がけることが、一番の近道のようです。

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