【1分で分かる⁉】消費税の仕組み
こんにちは。未来経営の熊井と申します。
現在入社8か月の未熟者ですが、法人・個人を問わず幅広い税務に強い税理士を目指して日々勉強中です。
さて今回は、私達にとって最も身近な税金の一つである消費税についてお話ししたいと思います。
私達消費者が日々お店でものを買う際、代金は消費税込みの金額でお店に支払いますよね。つまり日々の買い物の中で消費税を負担しているわけですが、消費者はこの消費税をお店に支払っているのであり、直接国に納めているわけではありません。
ではこの消費税、誰がどのようにして国に納めるのでしょうか。
答えは、お店が、売上につき消費者から預かった消費税額から、仕入につき負担した消費税額を控除した金額を国に納めます。算式にすると以下のようになります。
納付税額=売上にかかる消費税額-仕入にかかる消費税額
例えば、コンビニが税込み108円で仕入れたパンを税込み162円で消費者に販売したとします。(税率は8%とします。)
消費者はお店に162円支払うことで162円×8/108=12円の消費税を負担し、お店がこの消費税を預かります。
ここで注意したいのは、コンビニは預かった12円を直接国に納めるわけではないということです。
コンビニも、パンを108円で仕入れてきたときに108円×8/108=8円の消費税を負担しています。その負担した8円を、預かった12円から控除した金額が、実際にコンビニが納付する消費税額となります。
したがってコンビニは、12円-8円=4円を国に納付するわけです。
消費者が負担した消費税は、このような形で納税されていたわけですね。
今後もこんな感じで、身近な税務の疑問等を中心に、少しでも皆様に役立つ情報を配信していきたいと思いますのでよろしくお願い致します。