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月刊未来経営

社長のための経理知識8 採算意識

「この売上だと経費を引いていくらの儲け。」
「ここまで売らなければ損失。」
「ここで2%仕入値が上がると、売上をいくら増やさないと目標利益までカバーできない。」

 皆さん、この質問に答えられますか?
またこういったことを意識して日々経営なさっていますか。 

こういったポイントが即座にわかるのが損益分岐点分析で、粗利率と固定費という2つの数字がわかれば簡単に答えは出ます。逆を返せば粗利率と固定費という2つの数字を理解し、自在に使って儲けを計算できることを「採算意識」といいます。
結局、数字が分かるというのは、粗利率と固定費の2つの数字をしっかり押さえて、ポイントだけが即座に見え、儲けのために次の手を打てることをいうと私は思います。

損益分岐点を明確に意識している経営者は、中小企業の中では少数派かもしれません。しかし利が薄いご商売である中小企業の経営者ほど、損益分岐点を意識しなければ小が大にかなうわけがありません。

昔は作れば、売れるし、売れば儲かりました。
今は作っても売れないし、売ってもなかなか儲かるところまではいきません。
儲けの計算の精度もスピードもレベルを上げなければ、なかなか儲かりません。
儲けが分かれば、意識が変わりますし、意識が変われば、行動が変わりますし、行動が変われば会社の成果が変わり、断然儲かるようになるはずと私は思います。

損益分岐点分析に関するイーセミナーは10月3日を予定しています。

参考:儲けの帳簿 小笠原士郎著
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