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月刊未来経営

社長のための経理知識 21 部門別の損益計算

あなたの会社は、2つ以上の店舗、事業、部門、工場などから成り立っていませんか。その場合、絶対に部門別損益計算が必要です。

なぜなら2つ以上の店舗などが、損益計算上、団子になっていれば、いったいどこで儲けて、どこで損しているか分からないからです。それが分からない以上、ではどうしたらいいという経営判断ができないからです。すなわち「根拠のある経営」ができないからです。

たしかに部門別の計算を行うことは面倒かもしれません。
でも全体の損益がトントンであっても、A店舗で1,000万円儲けて、B店舗で1,000万円損しているかもしれません。こんな数字が分からない状況が不安ではありませんか。またこんなB店舗にテコ入れしない経営はアリでしょうか。

また単純に数字の問題だけではありません。よく分からなくたって良いのだと言う考え方は、責任の所在がハッキリしませんから、そこにいる「人」をダメにします。なんでもテキトーでいいからです。もし、そこにいる「人」が「後継者」であったとすれば、最悪です。わずかな手間やお金を惜しんで大切なものを失うことになるでしょう。

現在はITが発達しています。
面倒な部分は、相当部分をコンピュータが代行してくれます。
昔ではむずかしくても、今なら簡単にできます。

また細かい数字までは分からずとも、ラフな計算でも、傾向をつかめれば、やらないよりもはるかに有効な情報が手に入るはずです。部門別損益計算を始めましょう。

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