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月刊未来経営

経営計画策定の要諦

社長さんが、経営計画ができたというので、見せていただくと「おや?」と思うことが結構あります。

1.数字のみが決まっている経営計画
「売上高3,000万円増、経常利益500万円増。これが我が社の経営計画です。」とおっしゃられる方はとても多くいらっしゃいます。
サッカーに例えると、ザッケローニ監督がオールジャパンの選手を目の前に「今シーズンの計画はワールドカップで8位以内になることだ、以上。」と言ったらいかがでしょうか。確かにそれは目標ではありますが、計画ではないですよね。

2.分析ばかりの経営計画
ライバルとの対比、市場の動向、客先の方針など詳細に説明されているけれども、当社の方針がよく分からない経営計画もよくあります。
サッカーで言えば、ライバルの韓国の選手の特徴や戦術が説明され、これが今シーズンの計画だと言われたらいかがですか。やはり変ですよね。

3.組織体制のみが決められている経営計画
数字に合わせて、これを実現させるための組織が示され、それでお仕舞になっている経営計画もよくあります。
サッカーで言えば、オールジャパンのメンバーが発表され、それが今シーズンの計画だと言われたようなもので、大事なものが足りません。

では、何が足りなかったのでしょうか。それは勝つための道筋、ストーリーがないから変だと思うのです。1,2,3だけで良いのならザッケローニに価値はありません。ザッケローニに求められることは勝つためのストーリーを描き、選手に語り、納得させて引っ張っていくことです。

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